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病院の特色
東葛クリニックグループの成績と実績
患者さん長期生存率の高さ
東葛クリニックグループの最大の強みは、1病院7クリニック(8施設)が一つの電子カルテでつながっており、病院での透析導入、透析患者さんの病態の評価から日常の医学的管理まで、病院とクリニックが一体となって行うことが可能であることです。また、週に1回、病院長と各施設長がテレビ会議を通じて、各施設からの入院患者さんを中心とした情報交換を行っています。このきめ細かな連携の結果は、全国的に見て非常に高い透析患者さんの生存実績として表れており、患者さんの大きな信頼を得ています。例えば、全国平均の10年生存率が36%であるのに対して、当グループの10年生存率はその倍近い65.5%であり、当グループの20年生存率(39.1%)は全国平均の20年生存率(15.8%)を大きく上回っています。(表参照)。
豊富な実績を誇る東葛地域最大の透析グループ
- 東葛クリニック病院を中心として、東京都の小岩から、千葉県の松戸、柏、我孫子までの東葛エリアに通院の利便性に配慮した8つの透析施設(他に市川、野田に関連透析施設あり)を展開しており、常時1,000人以上の透析患者さんの維持透析を実施しています。
年間手術実績も、新規透析導入患者数は約80件、バスキュラーアクセスとPTAは1,500件を超え、東葛地域の他の透析施設からの紹介にも対応しています。 - わが国の透析医療機関の草分けとして、45年以上の経験と実績は、多数の長期生存透析患者さんのケアを通じて、わが国の透析医療の普及・発展に貢献しています。
先駆的医療の実施
- グループ施設の中でも2014年6月に開設した「東葛クリニックみらい」は、全室完全個室の先駆的な透析医療を提供しており、その意欲的な試みには患者さんのみならず、関係各方面からも大きな関心が寄せられています。
- 2018年7月には「東葛クリニック新松戸」を移転・新築し、プライバシーに配慮し、落ち着いた雰囲気の療養環境を提供しています。
- 高齢化による通院透析困難患者さんの増加に対応するため、東葛クリニック病院では、2018年1月から35床の療養病棟を設置し、通院が困難となった維持透析患者さんへの入院療養環境を提供しています。
- 在宅患者さんのために、訪問診療や訪問看護を実施するとともに、医療から介護への移行 が円滑に進むよう居宅介護支援事業所も運営し 、地域包括ケアの推進に努めています。
専門外来とチーム医療
- 慢性腎臓病のさまざまな合併症の治療のため、東葛クリニック病院にはアクセス外来、ストーマ外来、フットケア外来など各種の専門外来を設けているほか、創傷ケアセンターを設置し、その治療に万全を期しています。
また、病院群輪番制に参加して二次救急医療を実施し、多くの救急患者さんを受け入れています。 - 栄養サポート、感染対策、褥瘡対策など、東葛クリニック病院では各種医療チームが専門的横断的に治療に当っています。
諸外国の透析事業への支援
- 日本型のセントラル方式の透析システムをサウジアラビア等に普及する可能性を検討するため、経済産業省からの受託事業を実施しました(平成25年度・26年度)。
- 厚生労働省の委託を受け、フィリピンの中核的な大学および医療機関において、透析の水処理技術レベルの向上と普及のための支援事業を行っています(平成27年度〜30年度)。
外国人旅行者への透析医療の提供
- 増加する外国人旅行者への日本滞在中の透析医療を提供しています。利用者は東南アジアの国を中心に増加しています。
- そのための情報発信、受け入れのツールとして英語、中国語、韓国語のホームページを作成しています。
目で見る東葛クリニックグループ透析医療実績(2015年)
施設別総透析回数
種別透析回数
透析期間別患者数
透析患者年齢分布
バスキュラーアクセス手術件数
PTA実施数
透析患者生存率の比較(2012年)