作品名: | 「作品 ’82」 |
制作者: | 田中 稔之(タナカ トシユキ) |
略歴: | 1928年山口県生まれ。山口青年師範学校卒業後上京、東京美術研究所でデッサンを学ぶ。行動美術研究所で向井潤吉氏に師事。 1950年代読売アンデパンダン展、アジア青年美術家展出品。また行動美術展にも出品を続けています。 1960年代後半から個展での発表も多く、現代日本美術展・現代美術の動向展・日本現代美術の展望展等に出品、多数の賞を得ています。 1984~1991年多摩美術大学教授。山口県芸術文化功労賞受賞。行動美術協会会員。
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田中氏の作品は風景の中から抽出した”円”から成る抽象形で、フォルムは大胆です。大きな円を軸にして、朱色を主にした暖色で構成され、シャープでありながらおおらかで暖かみのある表現となっています。
ここに展示された作品は小型の版画ですが、主なる発表は大型で迫力ある平面作品です。
田中氏は陶板版画や舞台美術等も手がけています。
彫刻家 望月 菊麿